理不尽な部活動
部活動を見ていると、顧問は
「運動能力が高くて上手な子」
を贔屓しているように感じる。
初心者でも部活動には入れるし、
そういう子こそ、伸びしろがあるわけで、
「できなかったのにできるようになったね!
すごい!これからも頑張ればもっと上手くなれるよ!」
というような言葉をかけ、励まし、自信をつけていくことができる。
これは、生徒にとってはとても嬉しく、自分を認めてもらえる場として部活動が大好きになるだろう。
しかし、実際の現場を見てみると、
運動能力が高い上手な子優先。初心者でまだまだ下手な子はボールを打たせてもらえない。
それなのに土日とも部活に参加させ、練習試合も出番がないのに一日中見学させる。
その子たちが上達するように教えもせず、
「やる気がない!」「努力が足りない!」
などと言って怒りまくる。
やる気はあるし、努力もしたいけど、どうしたらいいかわからないだけなのに。
特に、その競技の専門の先生が顧問である場合に、上記のような理不尽な発言が多いように感じる。
できない生徒の気持ちがわからないのだろう。
これでは自信をなくしていき、部活をやめたくなってしまう。
学校の部活動は、クラス運営などと同様に、生徒を認めてあげる、できるようになったら褒めてあげ、自信をつける、人間関係を学ぶ、などが大事ではないか?
スポーツクラブでは本格的に競技に取り組み、結果を出すのが大事だと思うが、学校の部活動はそこまで求める必要はないと思う。
もちろん、苦手な子を伸ばしながら、チームも強くなっていくのが1番だが、そのためには顧問が部活動にかなりの時間を割くとともに、その競技についての相当な知識も必要だ。
教員がここまでするのはなかなか難しいので、そういう生徒は、地域のスポーツクラブなどに入り、結果を求めて頑張れば良いと思うし、そのために、いろいろな競技のクラブを地域で運営していけば、生徒の選択肢も広がるだろう。
これらが実現するのはなかなか難しいのはわかるが、結果よりも部活を楽しみたい生徒が、「やる気がない」と怒られてやめていくような部活動は悲しいので、なんとか変えられないものか。。。
本気でやりたい、楽しみたいなどのいろいろな考えの生徒がいる中で、みんなが楽しめる部活、そして、先生の負担が少しでも減るような部活動にするにはどうしたらよいだろう?
いろいろな人の意見が聞きたいです。
ブログ始めました
こんにちは。Twitterで部活動問題について書き始めましたいもりんごです。
部活動問題に疑問を持ち始めた経緯を書こうかなと思います。(長文になりそう、、、)
4年前、国立大学教育学部を卒業して、4月から体育教師として働き始めました。
運動が大好きな私は、
大学にいる頃は、部活を通して運動の楽しさ、勝つ楽しさを教えたい!などという理想を描いていましたが、そう簡単なものではありませんでした。
3月、専門外で、むしろ少し苦手な分野のソフトテニス部の顧問が開いたからよろしくね、副顧問からで大丈夫。と校長から連絡がありました。
「全然わからないけど、一緒にやりながら、私自身も楽しみながら教えていこう!」と簡単に思っていました。
しかし4月、主顧問の先生から渡された予定表にびっくり。
OFFがない。
土日も一日練習、または練習試合。
平日は月曜日は朝練がないものの、ほかの曜日は全て朝練&放課後練習。
本格的に競技をやっていた私は、OFFで筋肉を休める大切さ、気持ちをリフレッシュさせる大切さを知っています。
しかし、少し戸惑いながらも、一緒にやっていきました。
ソフトテニスのメニューの組み立て方も、打つ時に気をつけるポイントなどの技術面も、何もかも知らない状態でしたが、生徒は聞いてきます。ゲームの合間に先生のところへゲーム展開の指示を仰ぎに来るのですが、それが恐怖にもなりました。
それを克服するためにも、私は勉強することにしました。〇万円する指導者のためのDVDを購入したり、メニューの本を買ったり。
もちろん自費ですが、だんだんと、
「私は何のために教師をやっているんだろう」
と感じるようになりました。
授業準備を丁寧にしたり、クラス運営を学んだり、生徒との何気ない会話を楽しんだり。
そういうことをメインでしたいのに、何故か部活動中心に休みなく走り回っている日々。
正式な職務でない部活動に対して、自費でいろいろ購入しながら完全ボランティアで、ここまでしなければならないの?
ここはアスリートを目指すスポーツクラブ?
勤務時間前後、そして休日に長々と部活があるから残業時間100時間は余裕で超えますけど?
部活動手当安すぎじゃない?
いろいろな疑問を持ち始めました。
私は去年出産し、現在は育休中。
部活動問題について、いろいろ動き始めていますが、このブラックすぎる部活動が解決しない限り、とてもじゃないけど復帰できません。
育休中、時間がある時に、Twitterでつぶやくとともに、ブログも書こうかなと思っています。
気まぐれです。
よろしくお願いします。